この記事では、「断乳したいけど子供がかわいそうでつらい…。」というママ向けに、これまでの3人の子供の断乳を乗り越えてきた私の乗り越え方をお話しします。

我が家では上3人はほぼ母乳メインで育て、どの子も1歳前後で親のタイミングで断乳しました。
私もそうでしたが、断乳は何度経験しても寂しさや子どもへの申し訳なさでいっぱいになりますよね。
私の経験がそんなママの気持ちを少しでも軽くできたら嬉しいです。
3人目の断乳の時の体験談と具体的なスケジュールについては、こちらにまとめていますので、参考にしてくださいね。
【断乳スケジュール】1歳4か月、1週間で成功した我が家の場合
「断乳はかわいそう」とつらい気持ちになった理由

私自身が断乳すると決めた時に、「かわいそうでつらい…。」と感じた理由をまとめてみたいと思います。
欲しがって泣くからかわいそう

泣かれるのが一番辛かった!
断乳中はこれまでもらえていたおっぱいがもらえなくなり、子供がおっぱいを欲しがって泣く子が多いですよね。
私の場合、日中は何とか食べ物や遊びで気を逸らしていたので、「泣いて大変!」という事は無かったのですが、夜は泣かれました…。
ただでさえ子供の泣き声はママにとって辛いのに、ママのおっぱいを求めて一生懸命泣いている子供を見ると、胸が苦しくなりました。
自分の都合で辞める事に罪悪感

親の都合で申し訳ない気がする。
断乳は子供の方から欲しがらなくなる「卒乳」と違って、親のタイミングで決める事になります。
うちも子供はまだまだ欲しがっていたのに、色々な理由から私が断乳のタイミングを決めました。
子供が欲しがっているものを、親の都合で強制的に辞めさせるのは、かなりの罪悪感を感じて辛かったです。
母子の絆がなくなるのが寂しい

母子のスキンシップがなくなるのは寂しいよね。
授乳タイムってママと子供だけの特別な時間です。
生まれた頃はあんなに大変で負担を感じていたのに、一生懸命おっぱいを飲む姿が見られないのかぁと思ったら寂しくてたまりませんでした。
授乳の時間がなくなるとママと子供だけの特別な絆がなくなってしまうような気もしていました。
それでも断乳を決心した理由

断乳の事を考えるとつらい気持ちになるのに、それでも断乳することにした理由をお話します。
薬が飲めないのが辛い
実は頭痛持ちの私。
妊娠前は薬を飲んで何とかしのいでいましたが、妊娠・授乳中と自由に薬が飲めず辛かったです。
また風邪や花粉症の時も授乳をしていると飲める薬に制限があって大変です。
栄養面で子供に影響がないのなら、断乳して薬を飲んだ方が自分自身が楽だなと思うようになりました。
夜中頻繁に起きて辛い
月齢を上がっても、授乳している間は夜中に2,3回おっぱいを欲しがって起きていました。
授乳すればすぐに寝てくれることが多かったのですが、それでも欲しがる度に体を起こして授乳して…というのは体力的にもハード。
夜中何度も起こされるので、朝なかなか起きれない事も…。
仕事復帰の事を考えても、早めに断乳をしておかないとキツイなという思いがありました。
お酒が飲めない
特にお酒好きだったわけでは無いのですが、お酒が飲めないという事も私には多少ストレスでした。
妊娠してからというもの、赤ちゃんの為に楽しみをずっと我慢してきたのでそろそろ解禁してもいいんじゃないかと思うように…。
断乳さえすればお酒も気にせず飲めるというのも、断乳の魅力の一つでした。
断乳による赤ちゃんへのメリットに目を向けてみよう
私が「断乳がつらい…。」と思った時は、断乳後の赤ちゃんへのメリットに目を向けるようにしていました。
「断乳は親の都合だからかわいそう」ではなく、子供の為にもなる事もあるんです。
親子で朝までグッスリ眠れる

断乳すると夜がラクになる!
授乳していると夜中起きて、おっぱいを欲しがりますよね。
あげるとすぐ寝てくれるものの、それでも数時間おきに起きて授乳するのはやはり大変です。
うちの息子も1歳を過ぎ、なぜかどんどん授乳の回数が増え、夜中も何度も起こされるようになりイライラする時もありました。
だけど断乳してからは子どもがぐっすり一晩中寝てくれるように!
スヤスヤと気持ちよさそうに寝ている息子を見ていると、私も幸せな気持ちになるし、その上一緒に朝まで自分もゆっくり眠れるのでストレスも溜まらない!
もちろん断乳中は夜が一番大変かもしれませんが、乗り越えれば親子で朝までぐっすり眠れるようになります。
おっぱい以外のスキンシップが増える

断乳するとおっぱい以外のスキンシップはたくさん増える!
おっぱいをあげてた時の最大のスキンシップは、おっぱいをあげることでした。
だけど、それが無くなったからと言ってスキンシップがなくなるわけでは無いと思います。
むしろおっぱい以外のスキンシップはたくさん増えるんです!
おっぱいがあると、子どもって何だかんだで最終的におっぱいにいっちゃうことってありませんか?
うちは、ソファーでむぎゅーっとしてあげたり、ゴロゴロしながら遊んであげたりしていると最初は嬉しそうに遊んでるのに、ママのおっぱいがそばにあるってことに気づくと突然「パイ!パイ!」とおっぱいモード。
やらないとぐずるし、そして結局やっちゃう。
でも断乳後は、ママのお腹に乗ってゴロゴロしたり、ママの胸にむぎゅーとしてくれたり、たくさん触れ合って遊ぶようになりました。
おっぱいがなくても大丈夫なので、パパやお姉ちゃん達とも体を使った遊びで遊んでもらえるようになり、家族のスキンシップも増えました。
離乳食が進む

断乳するとたくさん食べてくれるようになる!
うちの子は元からよく食べる子だったのですが、おっぱいをやめると食欲がさらに増しました。
離乳食をたくさん食べて欲しくても、おっぱい大好きな子は眠かったり機嫌が悪いと、すぐおっぱいをもらおうとするんですよね。
そうなるとやっぱりおっぱいをやらないと収まらないので、結局食事はそれで終了になります。
この世界にはたっくさん美味しいもの、栄養のあるものがあってそれを知って欲しい。
おっぱいをうれしそうに飲む子どもも可愛いですが、自分の手で一生懸命食べ物を口に運びながら、美味しそうに食べる姿もとっても愛らしいと思います。
家族で美味しいものを一緒に食べることが出来るのは、嬉しいですよね。
心配した赤ちゃんのストレス行動は特になし!
「断乳のストレスで子供の夜泣きが酷くなった」とか「子供が笑わなくなった」という話を聞くこともあります。
うちの場合、おっぱいが欲しい時にもらえないと泣く事はありましたが、断乳によるストレス行動は特に出ませんでした。
出来るだけ子供の気持ちが不安定にならないよう、断乳を始める時期には気を付けました。
また、断乳中は出来るだけおっぱい以外のスキンシップを増やして安心感を与えるようにしました。
こればかりはその子によるんだと思いますが、出来るだけ断乳していることを気づかせないように、そして安心感を与える事が出来るだけストレスを与えない為には大事かなと思います。
「断乳はかわいそう」ではなく、新たな絆が出来るチャンス!
断乳はどうしても親の都合で決めてしまう為、親自身が「子供がかわいそう」という気持ちに囚われてしまいがち。
確かに断乳はつらいし、寂しい。
だけどこれまでの3回の断乳経験を通して思うことは、断乳が必ずしも子供にとってかわいそうな事では無いという事です。
終わってみると、授乳中よりももっともっと深い絆が出来るはず。
「かわいそう」という気持ちよりも、その先にあるもっとたくさんの成長や楽しみに目を向けて、ハッピーに乗り越えていきましょう!